離乳食を開始してしばらくすると、多くのママが悩む「離乳食のイヤイヤ期」。
中には嫌がらずに離乳食を食べてくれる赤ちゃんもいますが、大半の赤ちゃんはなぜか離乳食を嫌がる時期があります。
「なんで突然食べてくれないようになったんだろう」
「体調が悪いのかな」
「苦手な食材なのかな」
など、心配事や不安に感じてしまいますよね。
今回はなぜ赤ちゃんが離乳食を食べないのか、理由と食べてくれるための対処方法を保育園で管理栄養士として働いていた経験のある私、tomoが紹介します。
Contents
離乳食を食べない時期があっても心配しすぎない
まずはじめに伝えておきたいことは、赤ちゃんが離乳食を食べない・嫌がる時期は一時的なことです。
また、よくあることなので珍しいことでは一切ないですよ。
「うちの子だけ・・・」なんて気にすることはありませんので、安心してくださいね。
「栄養不足になるのではないか」
「野菜嫌いな子に育たないか」
など不安になるママや、
「せっかく時間をかけて作ったのに!」
と食べてくれないことにイライラしてしまうママもいるかもしれません。
ですが、どんな赤ちゃんも成長過程で「離乳食を食べない」ことはよくある話です。
まずはなぜ赤ちゃんが離乳食を拒否するようになったのか、理由と原因を理解して対応していきましょう。
離乳食を食べない理由・原因
赤ちゃんが離乳食を食べない理由として、大きく分けて4つの原因があります。
- 離乳食の固さ・大きさが合っていない
- 食事に集中できない
- 味が好みじゃない
- 食事のにおいが気になる
それぞれの具体的な原因について、紹介していきます。
離乳食の固さ・大きさが合っていない
特に離乳食の移行期、とくに初期食から中期食、中期食から後期食へ変わるときに赤ちゃんは離乳食を拒否することがよくあります。
この場合は、赤ちゃんが急に食事形態が変わって驚いたり、違和感を感じることで離乳食を食べるのを嫌がることがほとんどです。
食事に集中できない
赤ちゃんは離乳食を食べ始める生後5・6ヶ月ころから、周りの景色を認識し始めます。
離乳食を食べるテーブル周りや、視界に入るところにおもちゃをはじめとする、赤ちゃんが興味を示すようなものがあれば食事に集中することができません。
また、食事を食べさせてくれるママのにおいにも反応して、遊びに夢中になったり、ママに抱っこしてもらおうとして食べないこともあります。
離乳食の味が好みじゃない
赤ちゃんが食べる離乳食は、とてもシンプルな味付けです。
とくに初期食は味付けが無く、中には中期食も調味料を使わずにダシだけで調理しているという方もいます。
つまり、原因は「素材の味」ということになります。
旬の野菜や果物であれば、栄養価も高くおいしいですが、季節外れの食材は甘みやうまみは激減してしまいます。
そのため赤ちゃんはおいしいと感じず、離乳食を食べたがりません。
離乳食のにおいが気になる
ずばり「水」のにおいのことです。
日本の水道水はしっかり消毒されており、飲み水や調理にも使えますが、どうしてもミネラルウォーターと比べると味やにおいは劣ります。
とても敏感な赤ちゃんであれば、同じ「水」ではあるものの、水道水に含まれるわずかな成分を「くさい」「苦い」と感じ取り、受け付けなくなってしまうことがあります。
離乳食を食べてくれるようになる対処方法
赤ちゃんが離乳食を食べてくれるようになるための対処方法を紹介します。
どれも簡単で、しかも確実に食べてくれるようになるので、1つずつ試してみてくださいね。
離乳食の移行期の対処方法
赤ちゃんが離乳食を拒否するタイミングとして、1番多い「移行期」での対処方法です。
食事形態を変更していない場合
調理方法や味付けも何も変えていないのであれば、赤ちゃんが成長して「今の食事形態が合わなくなった」ことが考えられます。
いま食べさせている食形態で2ヶ月近く経過しているのであれば、初期食であれば中期食、中期食であれば後期食、というように1段階上の食事を用意して食べさせてあげましょう。
今までと違った食感、味付けや調理方法で赤ちゃんもマンネリ化を脱し、勢いよく食べてくれます。
食事形態を変更して1ヶ月以内の場合
食事形態を変更して1ヶ月以内の場合、赤ちゃんが食べやすい食事形態と違っていたり、成長がまだ追いついていない可能性が考えられます。
初期食から中期食へ変更した場合、
- お粥ペーストから10倍粥へ変える
- 南瓜やさつまいも、ジャガイモや人参などやわらかい食材から変える
- たんぱく質(魚・肉)の大きさを変える
というように少しずつ段階を踏んで、赤ちゃんが食形態の変わった離乳食を受け入れやすいように工夫してあげましょう。
また、とろみや粘り気のある食材を一緒に混ぜて食べさせてあげると、赤ちゃんも食べやすくるのでおすすめ。
「片栗粉で毎回とろみをつけるのが面倒!」という場合は、オクラや納豆を包丁で細かく切って、冷凍庫で保管しておくと便利ですよ。
中期食から後期食へ移行するときも、まずはお粥から軟飯に挑戦して、固さを徐々に慣れさせていきましょう。
食事に集中できる環境づくり
赤ちゃんが食事に集中できるように、室内の環境づくりもとても大切です。
食事に集中できる環境づくりのポイントとして、
- テレビは消す
- テーブルの上には食事以外置かない
- 食べさせる人は、赤ちゃんの隣に座る
- 手拭きタオルやティッシュは、赤ちゃんの視界に入らないところに置く
赤ちゃんは光にとても敏感です。
ラジオなどの音声や音楽だけであれば問題ありませんが、テレビは赤ちゃんにとって刺激物となってしまいます。
かならずテレビは消してから、ご飯を食べさせ始めましょう。
テーブルの上には基本的に食事以外はものを置かないように気を付けます。
うっかりリモコンを置いてしまったら、赤ちゃんの標的となって取ろうと必死になり、食事どころではなくなってしまいます。
同様に、手拭きタオルやティッシュも赤ちゃんが見えないところに置きましょう。
離乳食を食べさせるとき、赤ちゃんを膝の上に乗せて食べさせる方もいますが、実はNG。
赤ちゃんはイスに座らせて、食べさせる人は横、または目の前に座るようにしましょう。
膝の上に乗せてしまうと、
- 口の中に食べ物が残っていないか確認できない
- 後ろにママやパパがいるので、気になって仕方がない
- 赤ちゃんの姿勢が不安定なので、食事に集中できない
といったデメリットしかないので、注意しましょう。
離乳食の野菜を食べない
離乳食の食事形態を調整しても、なかなか野菜を食べてくれない赤ちゃんもいます。
この場合に考えられるのは、「野菜の苦みを嫌がっている」可能性が高いということです。
できるだけ甘みのある旬の野菜を選び、また離乳食に使う部分も甘みの強い部分を選んで食べさせるようにしましょう。
ちなみに、野菜は茹でるよりも電子レンジで加熱した方が、栄養素もなくならないし甘みも出るのでおすすめです。
しかし、スーパーで売っている野菜の大半は、甘みが少なくて赤ちゃんにとって食べにくいのも事実です。
そんな場合には、一時的にでも農家直送の野菜宅配を利用する方法があります。
メリットとして、
- 新鮮な野菜が手に入る
- 農家のプロが見極めた、おいしい野菜が届く
- 農薬や添加物のチェックもしっかりされていて安心
という3点が挙げられます。
やはり赤ちゃんには、おいしくて栄養価が高く、安心・安全なものを食べさせてあげたいですよね。
まずは赤ちゃんの口に合うかどうかのお試しとして、食材を格安で手に入れることができるらでぃっしゅぼーやの「食材おためしセット」がおすすめですよ。

※画像は公式HPからお借りしています
旬の食材が12品も入っていて、しかも自宅まで届けてもらって、本来4,683円相当の食材が1,980円で購入できます。
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赤ちゃんや小さな子どもでも安心して食べられるように、有機栽培・低農薬野菜を届けてくれます。
期間限定の商品となっているので、「子どもに野菜を好きになってもらいたい!」「離乳食を食べてもらいたい!」というママは、売り切れる前に注文しましょう。
離乳食のにおいや苦みを無くす

赤ちゃんに粉ミルクを作るのにミネラルウォーターを使うママが多い中で、なぜ離乳食には使用しない人がとても多いです。
しかし離乳食を食べない赤ちゃんの中には、調理に使う水を水道水からミネラルウォーターに変えるだけで、たくさん食べてくれる子どもがいるのも事実です。
変えたことで、子どもたちの食べてくれる量は増えましたよ!
とくに都会や市街地の地域の水は、いくら飲み水レベルで消毒されているといっても、夏場はにおいや苦みを感じます。
たまにミネラルウォーターを購入してみると、水道水との圧倒的な違い、とくに飲みやすさに驚くことでしょう。
赤ちゃんも同じです。
何も分からないはずの赤ちゃんでも、本能的に「おいしいもの」を理解できています。
赤ちゃんが健やかに育つためにも、水はとても大切です。
赤ちゃんのからだの80%は水分でできているので、より気を付けてあげましょう。

CMでおなじみの「コスモウォーター」は、汲み上げてから48時間以内に自宅まで水を届けてくれます。
水にまで鮮度をこだわっていることもあり、飲み比べてみると飲みやすさ・おいしさが分かります。
また赤ちゃんの離乳食だけではなく、ママにもいいことがたくさん!
ミネラルが豊富なので、肌の保湿や髪質、爪やコラーゲン再生を手助けしてくれる成分がたくさん含まれています。
産後の抜け毛や肌荒れに悩んでいるママに。とても効果的なんです。
赤ちゃんの離乳食の悩みと一緒に、ママの悩みも解決できます。
離乳食は素材の味を大切にして食べさせよう

離乳食を食べてくれない赤ちゃんに試してみることのまとめです。
- 離乳食の大きさや固さをチェックする
- 食事をする環境を確認する
- 離乳食に使う野菜はおいしいか
- 離乳食で使っている水はおいしいか
赤ちゃんは親が思っている以上に、とても繊細です。
「たったこれだけで?」と思うこともありますが、実際に変えてみると全然違います。
前述で、過去に私が勤めていた保育園でもウォーターサーバーのミネラルウォーターを使っていたことに触れましたが、使い始めるまでは野菜を残す子どもが多かったです。
とくに鶏レバーの煮つけを提供したときは、どれだけ残されていたか・・・保育士さんたちも食べさせるのに、毎回苦労していました。
しかしミネラルウォーターに変えたことで、鶏レバーの臭みを感じることもなくなり、子どもたちの完食率も高くなりました。
もちろん、野菜も「なんかおいしくなった~」と言ってくれる子どもが増え、同様に食べてくれるようになり保育士さんも「無理強いしなくなって、楽になった」という声も。
食事の時間を楽しく過ごすためにも、子どもたちが自分で食べるというのはとても大切なことです。
離乳食の大事な時期から、ぜひお子さんに食べることの楽しみを伝えてあげて下さいね。