仕事

【体験談】委託給食会社はブラック企業?退職する前に役立つ資格を取ろう!

委託給食会社は噂ではブラック企業って言われるけど、本当なの?

そもそも、ブラック企業って言われる理由は?

委託給食会社を退職する前に、何か学んでおくべきことはあるの?

「委託給食会社=ブラック企業」として栄養士界隈では有名な話ですが、実際はどうなのでしょうか。

辞めてから後悔しないように身に付けておくべき知識や資格と合わせて、委託給食会社の実態を紹介します!




委託給食会社はブラック企業って本当なのか

結論から言うと、私はブラック企業であるところが多いと感じています。

  • サービス残業や定時前出勤はあたりまえ
  • 休日出勤も頻繁にある
  • 残業代が支給されない
  • 有給休暇を取りたくても使えない
  • 給料が全然増えない
  • 上司からの圧力が強い

ほかにもたくさんありますが、実際に私が委託給食会社で働いていたときに体験したことです。

ひどいときは、夜中の2時まで仕事をしていたことがあります。

人手不足により調理や食器洗浄などを行い、自分の事務仕事が一切できなかったり、部下の業務ミスをフォローするためです。

独身時代だったのと、若さでなんとか乗り越えた感がすごい・・・

だけど残業時間はすべてを請求することは許されず、上限を決められて残りの残業時間は無かったことに・・・。

休みの日も頻繁に電話がかかり、デート中でも関係なし!

精神的にも体力的にもかなりしんどくなり、うつ状態に陥ったこともありました。

だけど「給料だけはなんとかしてあげてもらおう」と思って、かなり頑張りました!




委託給食は限界!退職する前に取れる資格は取ろう

委託給食会社を退職する前に、取っておくべき資格です。

  • 患者給食受託責任者
  • 食品衛生総括責任者
  • 管理栄養士

委託給食会社の強みは『衛生管理の教育が徹底されている』ことです。

資格を取れなくても、食品衛生に関することは徹底的に学びましょう!

特に直営への転職を希望する場合、絶対に役立つ知識になります。

直営は自分ですべての情報を集めないといけないので、かなり大変なんです!

利用できるものは利用して、自分を高めてください!

「患者給食受託責任者」と「食品衛生総括責任者」は公益社団法人日本メディカル給食協会の講習で取得できます。

委託給食会社であれば協会の会員である場合がほとんどなので、会社に問い合わせてみましょう!

それでも、委託給食会社で働くのはもう限界!早く辞めたい!

気持ちは分かります。

ですが、退職後はどんな仕事をしますか?

栄養士としての仕事から離れるのであれば、新しい職種に挑戦するのもいいですね。

だけど、もし今後も栄養士として働きたい場合。

今のままでは、また違う委託給食会社でお世話になることになるかもしれません。

それは会社が変わっただけで、仕事内容や給料面は大きく変わらないということです。

有利な転職活動ができるように、資格だけは取りましょう!絶対にあなたのためになります!

また、資格取得がどうしても難しい場合は、委託給食で学べることをすべて自分の知識としてしまう方法もあります。

自分の経験は、大きな武器になります。

転職活動を有利に進めるための手段のひとつですよ(^^)

委託給食会社も徐々に改善はされている

2019年4月から、有給休暇を必ず毎年5日間は取れるようになりました。

働き方改革法案が成立し、すべての会社で年間の有給休暇消化日数が5日未満の従業員については、会社が有給休暇を取得するべき日を指定することが義務付けられたからです。

また、最近は委託給食会社は人手不足が顕著です。

「立ち仕事でしんどい」「休みが取れない」「汚い」「給料が安い」・・・誰だって不満に思う会社で、働きたくないですよね。

委託給食会社は公休日が年104日か105日である会社が多いですが、人を集めるために公休を年120日にした会社もあります

給料やボーナスを見直す会社も出てきているのが現状です。

徐々にではありますが、状況は改善してきているといえるでしょう。

委託給食会社はブラックでも、知識や経験は豊富!

委託給食会社は、ブラック企業であるところが多いのも事実です。

一方で、栄養士としての知識や経験が豊富であることには変わりありません。

おそらく栄養士として、基礎知識を身に付けるのには適した職場であると言えます。

確かに仕事は厳しいし、体力的にも精神的にも追い詰められる人もいます。

早く逃げだしたい、辞めて楽になりたいと思ったこともあります。

だけど『委託給食会社で学んだことで活躍する場を得ることができた』のも事実です。

実際に私が今の直営の病院で働けたのは、委託給食会社での経験や実績を認めてもらえたからです。

かといって、限界を超えてまで苦痛に耐える必要はありません。

自分の身体を優先にしながら、できることをやっていきましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。