社会人が管理栄養士の試験に受かるために必要なものは?
ズバリ、『正しい勉強方法』です。
では、その正しい勉強方法とは?
これが結構難しく、学生と違って時間のない皆さんは、とにかく効率よく合格を得るための努力を重ねなければなりません。
ライバルは隣の受験者ではなく、自分自身―。
今回は、時間の少ない社会人が、管理栄養士になるための勉強方法を伝授したいと思います!
Contents
働きながら出来る具体的な勉強方法

1. 過去問を何度も繰り返しやる
管理栄養士国家試験に合格するための最短ルートは、『過去問を何度も解く』ことです。
毎年国家試験には、似たような問題が必ず出てきます。
それが過去問を解くことで、得点をもらえるんだからサービス問題ですよね♪
問題や回答を覚えるまで解くことで、確実に合格へ近付いていきます!
最低でも過去問は、最新の5年分を3回繰り返しましょう。
2. 問題集に答えや解説は書き込まない
問題集は、国家試験直前まで何度も使うものです。
しかも1度書き込んでしまうと、人間というのは不思議なもので「分かったつもり」になってしまうんですよね。
問題の答えはノートに書きましょう。
問題集や過去問には、
理解したうえで正解:〇
削除法で正解:☆
選択問題で片方は分かった:△
など、同じ正解でも自分の理解度で区別できるようにマークだけつけておくのも良いですよ。
ちなみに私は、こんなシールを問題集に貼っていました。
色別で理解度を示すことで、試験直前は出来ていないところだけを徹底的に見直しました。
もちろん何度も問題を解くので、徐々に出来ない問題は減っていきます。
そういったときは、さらに上から新しいシールを貼るようにしていました。
「この問題、また間違えたな」
「ここは出来るようになった!」
自分の学力が上がっているのも一目で分かるので、モチベーションの維持にもつながりました(*’▽’)
3. ノートに問題や解説をまとめない
ノートに問題や解説を改めて書くことほど、時間がもったいないことはありません!
そんな時間があれば、1問でも多くの問題を解いて理解しましょう。
問題の解説を読んでも分からない場合は、ノートにまとめず、参考書や解説の部分に自分が調べた内容を書きこむようにします。
それで自分オリジナルの参考書が出来上がりますよ。
問題は解いて終わるな!復習で徹底的に暗記!

1. 暗記しやすい方法は3つだけ!
①理解したうえで覚えたもの
②何度も何度も繰り返し覚えたもの
③五感を使って覚えたもの
人間の脳は残念ながら、忘れる生き物です。
だからこそ何度も繰り返す。
徹底的に暗記するために、復習することが大切!
2. 実際に私がやった勉強方法
①過去問を時間を計って解き、採点
②1問目からそれぞれの選択肢を1つずつ見ていき、何がどう違うのか書き出す
③分からないところがあれば、その都度参考書やインターネットなどで調べる
④200問全て終わったら、次の過去問をする→①へ
この勉強方法で、『分かっているつもり』の問題を全てあぶりだします。
解説と自分の考え方が違っていたら、正解でも間違いです。
たまたま正解しただけなので、正しく覚え直します。
次の国家試験で合格したいのなら、やるべきです!
確かに最初は大変で、私も1年分の過去問だけで2週間くらいかかりました。
それを5年分・・・単純計算で3ヶ月です。
だけど2回目に解くと、圧倒的に理解度が違うことに自分で気付きます。
次は1週間程度で、見直しが完了。
3回目以降になると、3日もあれば十分です。
確実に合格するためにも、実戦してください!
社会人は140点を目指して勉強しよう!

ここで、勘違いしてはいけないことがあります。
それは『管理栄養士は120点取れば、全員合格できる』ということ。
つまり、全体の6割正解すれば管理栄養士になれるんです。
1つの問題にこだわり過ぎて、細かく掘り下げすぎてまで覚える必要はありません。
社会人での勉強のコツは、『限られた時間をいかに活用して合格するか』です。
かといって、普段の勉強や模試で120点ギリギリは危険!
140点を取れるように目指して勉強しましょう。
変更点は試験に出やすい!参考書や問題集は最新で!

この考えのあなたは要注意!
数値やガイドライン、マニュアルは変更することがあります。
そして変更点は試験に出やすいので、必ず最新版の情報を手に入れましょう!
もし自分で最新の情報を手に入れられないなどの不安があれば、受験年の試験概要に沿った参考書や問題集を買って勉強してください。
勉強会やセミナー、模試は受けた方が良い?

1. 勉強会やセミナーはメリットとデメリットを考えて
勉強会やセミナーは、メリットとデメリットがあります。
<メリット>
①同じ社会人で受験する仲間が出来る
②分からないところをすぐに聞ける
③最新情報を手に入れられる
④勉強に対してモチベーションが上がる
<デメリット>
①費用が高い
②専用の教材があることが多く、使いこなせない場合も
③人によっては、参加するだけで満足してしまう
私も勉強会やセミナーに高いお金を払って、通ったことがあります。
受験仲間が出来たし、仕事をしていたら手に入れにくい最新情報もたくさん教えてもらえました。
ですが、やっぱり行っただけで満足してしまい・・・(´・ω・`)
私には、通信教育や独学の方が合っているということに気付く結果となりました。
あなた自身の性格や環境を踏まえたうえで、決めてくださいね。
ちなみに通信教育の場合、最新情報が出ると教えてもらいますよ(^^)
2. 模試は必ず受けるべき!
模試は必ず受けてほしいです!
勉強会やセミナーに参加したとしても、圧倒的に1人で勉強する時間が多いのが社会人です。
1人で勉強していると、自分の勉強方法が正しいのか不安になりますよね?
模試を受けることで、今の自分がどれくらい合格に近付いているか分かります!
また模試で得意分野や弱点がはっきりするので、今後の勉強にも役立ちます。
本番さながらの空気感で問題を解けるので時間配分の調整も出来るし、知らない問題に触れることでより知っている問題を増やせます。
模試は秋に1度、年明けに1度の合計2回がオススメですよ♪
もちろん、模試を受けた後は復習をしっかりしましょうね!
おすすめの問題集・参考書を紹介

1. 管理栄養士受験のバイブル!クエスチョンバンク!
この参考書は、管理栄養士を目指す人の《バイブル》と言っても過言ではないくらい有名ですよね( *´艸`)
QBは毎年「ベストセラー1位」の参考書として、多くの人に愛用されています。
私もかなりお世話になりました☆
2. 女子栄養大学の受験必修過去問集
過去5年分の過去問が掲載されているので、ひたすら「過去問を解く」のに最適!
管理栄養士合格者数NO.1の大学の教授の解説付きなので、徹底的に読み込みましょう!
3.持ち運びに便利な、合格後も使える参考書
そんなあなたには、この参考書がオススメ。
仕事の休憩中や電車の中、ちょっとしたスキマ時間も有効活用できます。
しかもこれは管理栄養士の日常業務に必要な最新の情報が、コンパクトにまとめられています。
合格後、管理栄養士として働くときにも使える1冊です!
まとめ:働きながら合格する効率的な勉強方法

①過去問を最低でも5年分を3回解く!
②繰り返しの復習で覚える!
③満点は取らなくて良い!140点取れる勉強をしよう
④最新の教材を使って、得点アップ!
⑤勉強会はメリット・デメリットを踏まえて決めよう
⑥模試は絶対に受ける!オススメは秋と年明けの2回
⑦オススメはQB+女子栄養大学の問題集!すきま時間も活用しよう!
仕事をしながらの受験は、確かに大変です。
思うように時間は取れないし、休みくらいゆっくりしたいし。
その気持ち、分かります!
だけど、ここで管理栄養士を取れば、大きく生活を変えられる可能性があるんです!
そのためにも、管理栄養士免許は必須!!
何が何でも、次の国試で合格しましょう!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。