我が家の長女は、生後6ヶ月から保育園へ預けています。
当時はまだ、離乳食初期食から中期食への移行中の時期。
もちろん、母乳や粉ミルクが必須です。
ですが、そんな長女が保育園で母乳も粉ミルクを飲まない・・・という事態が発生しました(;・∀・)
このようなことになった理由は何か。
保育園で母乳や粉ミルクを飲んでもらうために、我が家で取り組んだ対処方法を交えて紹介していきます。
Contents
哺乳瓶で粉ミルクを飲まない理由
1. 生後2ヶ月から粉ミルクを飲ませる機会が減った
長女は予定帝王切開で、しかも低体重児(2500g未満)で生まれました。
そのため、産婦人科の助産師さんからは「母乳を吸う力も弱いみたいだから、しばらくの間は母乳と粉ミルクの混合で育てるように」と教えて頂き、生後2ヶ月に保健師さんが訪問指導に来るまで実践。
この頃は母乳を飲ませた後、粉ミルクを100ml作って飲みたいだけ飲ませる、というスタイルで育てていました。
長女はというと、飲まないときは全然飲まないし、飲みたいときは一気飲み・・・1日平均で粉ミルクを200ml飲んだか飲んでないか、という感じでした。
その後、保健師さんより「体重も身長も成長曲線の平均を上回ったし、今の粉ミルクの量なら、母乳だけで大丈夫」とのお墨付きをもらえることに。
正直言うと、毎日、毎回授乳後に粉ミルクを作るのが面倒だった私は
と、粉ミルクを作らなくなっていきました。
だって母乳だけで足りているなら、粉ミルクをわざわざ飲ます必要もないですから・・・ね。
2. 赤ちゃんを預けて外出することが無かった
赤ちゃんを主人や実家に預けるようなことがあると、あらかじめ母乳を搾乳したり、粉ミルクを赤ちゃんに飲ませることが必要になります。
でも私の場合、『赤ちゃんだけを預けて外出する』という機会が、基本的にありませんでした。
もし外出する機会があったとしても、授乳時間には間に合うように帰宅するか、赤ちゃんも一緒に外出するかのどちらか。
そのため、自然と哺乳瓶を使って母乳や粉ミルクを飲ませる機会が無くなっていきました。
保育園でも母乳も粉ミルクも飲まない
1. 哺乳瓶の乳首と粉ミルクを嫌がる
保育園初日、長女は慣らし保育のため11時まで預かってもらうことにしていました。
8時頃に家で授乳をしたので、保育園で1回は粉ミルクが必要になるかな?というくらいの間隔ですね。
11時。
保育園へ長女を迎えに行くと、保育士さんより「お母さん、すみません・・・」と声をかけられました。
初日から何事?何かやらかした?と不安に思っていると、
「粉ミルクを全然飲んでくれないんです・・・」
「哺乳瓶が嫌なのかなと思って、スプーンで飲ませると、50mlくらいは飲んでくれたんですけど・・・途中で嫌がっちゃって」
「念のため、すみませんが明日から母乳を冷凍して、持ってきてもらってもいいですか?」
・・・あちゃー・・・というのが本音でした。
生後2ヶ月に粉ミルクを飲ませる機会を無くしてから、早4ヶ月。
一応保育園に預ける前に、再び哺乳瓶で粉ミルクを飲む練習はさせていました。
ですが反応を見る限り、哺乳瓶の乳首の感触が嫌だったようで、少し口に含んでは出していたんです。
それでもお腹が空くと、仕方がないかと諦めたように、ゴキュゴキュと粉ミルクを飲んでいてくれたので安心していました。
だけどどうやら、粉ミルクの味もダメな様子とのこと。
「環境の変化もあるかもしれないから」ということで、翌日から搾乳した母乳を保育園へ持っていくことになりました。
2. 母乳でも哺乳瓶を嫌がる
翌日も11時お迎えで、保育園へ預けました。
冷凍した母乳も持っていきましたが、量的にはかなり少なかったです。
そして11時。
お迎えへ行くと、保育士さんより
「やっぱり今日も粉ミルクはダメで、母乳を哺乳瓶であげてみました」
「それでも哺乳瓶はすぐに口から出してしまって・・・でも、スプーンでは全部飲んでくれました!」
「お母さんの負担になると思いますが、引き続き母乳をお願いします」
・・・どうやら哺乳瓶と粉ミルク、どちらも嫌がる様子。
とりあえずこの日から毎日、保育園へ搾乳した母乳を持っていくことになりました(;’∀’)
これ、仕事復帰してからはかなりの負担でした…。
粉ミルクと哺乳瓶に慣れさせるための対処方法
1. 食事中に粉ミルクもスプーンで飲ませる
まずは粉ミルクを飲んでもらわないことには話にならなかったので、離乳食を食べさせながら、粉ミルクをスプーンで与えるようにしました。
それまでは離乳食に味付けのために粉ミルクを使用するのはありましたが、粉ミルク単体では飲ませていなかったのです。
ちなみに、離乳食に粉ミルクを混ぜたものは、何の問題もなく食べていました。
そのため、いきなり粉ミルク単体で飲ませるのではなく、少しずつ離乳食に混ぜる粉ミルクの割合を増やしていきました。
もちろん粉ミルクの味に慣れてしまって、次は離乳食を拒否・・・とはならないように、毎日粉ミルクを入れるのは1品だけ。
その1品も、毎日種類を変えていました。
少しずつ粉ミルクの量を増やしたこともあってか、長女は違和感なく離乳食を食べ進めてくれました。
時間はかかりましたが、1ヶ月くらいで粉ミルク単体でも飲めるように。
離乳食も嫌がることはなく、粉ミルクの味付けなしでも問題なかったです。
2. 哺乳瓶を嫌がるならスパウトにステップアップ
哺乳瓶に関しては、かなり悪戦苦闘しました。
最初は口に入れてくれるものの、すぐに舌で押し出してくる。
そのうち「イヤだって言ってるじゃない!」くらいの勢いで、顔をそむける・大泣きする・・・。
そんなとき、ネットで調べて知ったのが『スパウト』でした。
スパウトとは小さな穴が開いた、大きめのストローのような口が付いているマグのこと。
乳首は鳥のくちばしのような、像の鼻のような形をしています。
赤ちゃんがお母さんのおっぱいや、哺乳瓶の乳首以外から水分を取るための練習をするのに適しています。
大人がマグを傾けるようにして赤ちゃんの口につけると、先端の穴から適度に水分が出てくるので、ストローを練習する前段階に使うことが多いようです。


上記の写真は、実際に我が家で使用していたスパウトです。
離乳食を進めていく中で、スプーンの硬さに慣れてしまって、「哺乳瓶の乳首がやわらかい」と赤ちゃんが感じ、哺乳瓶を拒否することもあるようです。
そんなときにも、スパウトは有効とのこと。
早速スパウトを購入して、長女におもちゃとして与えてみました。
すると、最初は口のシリコン部分を噛んでいただけの長女ですが、すぐに「スコースコー」とシリコン部分から空気を吸う音が!
慌てて搾乳していた母乳を用意してスパウトに入れてみると、ゴクゴクと飲んでくれるではありませんか(ノД`)・゜・。
スパウトの口から出てくる量が哺乳瓶よりも多いので、飲み込むタイミングが分からずに、何度か「ブフォ!」と吐き出してましたが・・・。
それも回数を重ねていくごとに、徐々に減っていきました。
保育園にも「スパウトであれば、母乳を飲んでくれる」と伝えてスパウトを渡したところ、その日からしっかりとスパウトで飲めているとの連絡が(*´▽`*)
毎日、毎回スプーンで母乳を飲ませてくれていた保育士の先生方には、本当に感謝しかありません。
このスパウトのおかげで、ただでさえ大変な0歳児なのに、1人の保育士さんが長女に付きっ切りという状況を打破することが出来ました。
その後「スパウトで吸う」ということが出来るようになった長女は、徐々に保育園でも哺乳瓶を使えるようになっていきました。
それと同時に、マグで上手にお茶を飲めるようになり、保育士の先生方からは「長女が1番にマグを使えるようになりました!」と驚きの声を頂いてしまいました(^^;)
スパウト単品もありますよ☆
哺乳瓶で母乳・粉ミルクを飲まない赤ちゃん まとめ
- 哺乳瓶を定期的に使うことで、赤ちゃんは安心して飲むことができる
- 完了食までに保育園に預ける予定なら、粉ミルクは継続して飲ませておく
- 哺乳瓶をどうしても嫌がるなら、スパウトにすることも考える
今回、我が家の長女は最終的に、保育園に通い始めて1ヶ月ほどで再び哺乳瓶で粉ミルクを飲めるようになりました。
保育士の先生方には本当にお世話になり、大変な思いをさせてしまったなと感じると同時に、「生後2ヶ月のときに、そのまま粉ミルクを続けるべきだったのか」と考えることもあります。
というのも、長女はその後、現在に至るまで成長曲線を上回っているのです・・・身長も体重も。
それを思うと、「やはり母乳だけで育てて良かったのかな」とも思ったり。
育児に正解はありませんし、後からどうこう思っても仕方がありません。
ですがスパウトを利用したことで、長女がまた哺乳瓶を使って母乳や粉ミルクを飲めるようになったのは事実ですし、マグをすぐに使えるようになったのも、また事実です。
我が家の長女が母乳や粉ミルクを哺乳瓶で飲まなくなった理由は特殊かもしれませんが、「こんな方法でまた飲むようになってくれたんだな」とあなたの参考になれば嬉しいです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。