育児

管理栄養士が教える、離乳食初期食の正しい食べさせ方。進め方に注意!

あなたは、離乳食の初期食の正しい進め方を知っていますか?

もし思い込みで進めてしまった場合、赤ちゃんに大きな負担をかけてしまう恐れがあります。

今回は現役管理栄養士である私、tomoが実際に自分の子供に対して進めた離乳食の食べさせ方や食材について、紹介していきます☆




離乳食初期食の食べさせ方

最初の1ヶ月間は、離乳食は午前中から昼間の授乳のタイミングで食べさせるようにします。

そうすることで、もし赤ちゃんにアレルギー反応が出ても、すぐに医療機関で診てもらうことが出来るので安心ですよ。

初めての離乳食は、まずは10倍粥をすりつぶしたものから始めていきます

固さの目安は、ヨーグルトを意識してあげてくださいね。

赤ちゃんへの食べさせ方

1日目は、小さじ1杯のお粥を食べさせていきます。

スプーンの端っこにお粥を少しだけ乗せて、赤ちゃんの口に近づけてあげましょう。

赤ちゃんが口を開けたら、舌の上にスプーンが乗るようにして入れてあげます。

そして口を閉じたら、ゆっくりとスプーンを引き抜いていきます

赤ちゃんの口がなかなか開かない場合は、目の前に座って一緒に何か食べてみて下さい。

赤ちゃんも一緒に、お口を「あ~ん」としてくれますよ♪

赤ちゃんが食べたら口の中を確認

赤ちゃんの口にお粥が入ったら、上手にごっくんが出来ているか、口の中を見てあげます

ごっくんが出来ていれば、口の中にお粥が残っていない状態になっています。

そのときはまた同じように、お粥を少しずつあげていきましょう。

もし、お粥が口の中に残っているようであれば、空のスプーンをもう1度口の中へ入れてください

口の中を刺激してあげることで、赤ちゃんのごっくんを促すはたらきがあります。

刺激した後は上手に飲み込めているか、再確認してあげてくださいね。

口の中にお粥を入れても嫌がったり、何度も口から出す場合は「まだ離乳食は早いよ~」という赤ちゃんからのサイン

この場合は1週間程度の期間を空けてから、また食べさせてみましょう。

離乳食開始から開始1ヶ月の進め方

1.最初はお粥だけ食べさせていく

最初の1週間は、お粥だけを与えて慣れさせていきます。

1日目~2日目:お粥 小さじ1杯
3日目~5日目:お粥 小さじ2杯
6日目~7日目:お粥 小さじ3杯

このように2日から3日かけて、少しずつ量を増やしていきます。

2.野菜のペーストは8日目から始める

8日目以降は、お粥+野菜のペーストを食べさせていきます。

野菜は2日間続けて、同じものをあげるようにしましょう。

1日目は小さじ1杯、2日目は小さじ2杯を赤ちゃんにあげていきます。

どうして2日続けて、同じ食材をあげた方がいいの?

同じ食材の量を増やして食べさせることで、赤ちゃんがその食材に対して、アレルギー反応が本当に無いか確認することができます。

というのも、赤ちゃんによっては、1日目の量では何も異常が無かったのに、2日目の量ではアレルギー反応が出てしまうことがあるのです。

それは『少量であれば問題ないけれど、食べ過ぎると赤ちゃんの許容量を超えてしまって、アレルギー反応が出る』ということ。

そうなると、アレルギー反応が出た食材は、少しずつ赤ちゃんの身体に慣れさせていく必要があります。

ただし「赤ちゃんに慣れさせるためだから」といって、独断で食べさせていくのはかなり危険です。

アレルギー反応が出たときは、必ず医療機関を受診して、赤ちゃんのアレルギーについて医師と相談してください。

特に変わった様子が無ければ、3日目はまた違う野菜・・・と繰り返して、いろんな野菜があることを教えてあげましょうね

進め方としては、

8日目:お粥 小さじ3杯+野菜A 小さじ1杯
9日目:お粥 小さじ3杯+野菜A 小さじ2杯

14日目:お粥 小さじ4杯+野菜B 小さじ1杯

20日目:お粥 小さじ5杯+野菜C 小さじ1杯

このようにお粥の量も増やしていきながら、いろんな野菜を試していきましょう。




3.たんぱく質はゆっくりと進めていく

離乳食4週目に入ったら、たんぱく質を始めていきましょう。

たんぱく質は、2日連続で同じ食材を小さじ1杯ずつ与えていきます

どうして野菜と同じように進められないの?

食物アレルギーはたんぱく質が原因で発症するため、初めてたんぱく質を食べさせるときは少しずつ体に慣れさせることが大事です

1日目が大丈夫だったからと言って、2日目に量を増やしてしまうと、体調が少し悪ければアレルギー反応が出る場合もあります。

そのためたんぱく質に関しては、初期の離乳食は2日続けて小さじ1杯ずつで試していくのが、赤ちゃんの負担も少なくて良いと言われています。

豆腐・白身魚・シラス、どれから始めても良いですが、アレルギーが心配な場合は、アレルゲンの少ない白身魚から慣れさせていくのが良いですよ

この時期からは食べたことのある野菜であれば、小さじ3杯を目安に与えていきましょう。

21日目:お粥 小さじ6杯+野菜 小さじ3杯+たんぱく質 小さじ1杯
22日目:お粥 小さじ6杯+野菜 小さじ3杯+たんぱく質 小さじ1杯

28日目:お粥 小さじ6杯+野菜 小さじ3杯+たんぱく質 小さじ1~2杯

ここまで食べられるようになれば、次は2回食へと進んでいきます。

離乳食初期食をあまり食べない場合

離乳食を食べてくれない・・・なんでだろう

赤ちゃんが離乳食を食べない理由として、3つが考えられます。

  1. 赤ちゃんがまだ「食事」に興味がない
  2. 野菜などに苦みを感じる
  3. 水の独特なにおいや味が気になる

赤ちゃんがまだ「食事」に興味がない

赤ちゃん自身が食事に興味がない場合、たとえば「誰かが側で食べていても見ない・口を動かさない」という場合は、まだ赤ちゃん本人が食事に対して興味を持っていません。
この場合はまだ与えず、赤ちゃんが食事を見たり、口をモゴモゴと動かす様子が見られるようになってから離乳食を始めましょう

野菜などに苦みを感じる

お粥は食べるのに、野菜は食べてくれない

野菜に苦みを感じると、赤ちゃんは「これは食べると危険かもしれない」と本能からくる防衛反応で口から出してしまいます。
まずは人参やかぼちゃ、キュウリなど甘みのある野菜やクセのない野菜から選んで食べさせてみましょう。

赤ちゃんが食べやすい野菜を選んでも口から出すときは、スーパーで売っている野菜では甘みが不十分で食べにくく感じている可能性があります
そのときは一時的に宅配で野菜を注文して、甘みのある野菜を手に入れるといいですよ。

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子どもに新鮮で、甘くておいしい旬の野菜を食べさせてあげることは食育にもつながります。
小さいうちからの習慣が大切なので、ぜひ試してみてくださいね。

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水の独特なにおいや味が気になる

おいしい野菜を食べさせているはずなのに、離乳食を食べてくれない

野菜も旬のおいしいものを用意して食べさせているにも関わらず、赤ちゃんが嫌がる場合は「水」を嫌がっている可能性があります。

私たちが普段使っている水道水は、飲み水とはいえ、やはり味やにおいは市販のと比べると全然違います。
飲み比べるとすぐに分かるのですが、「飲みやすさ」は一目瞭然です。

赤ちゃんはとても素直なので、「水」の違いも敏感に感じ取ります。
飲みやすいのは赤ちゃんにとっても、もちろん「水道水」よりも「ミネラルウォーター」です。
しかも水道水よりも衛生的で、抵抗力の弱い赤ちゃんには安心ともいえます。

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赤ちゃんが野菜を好きな子に育つためにも、はじめが肝心です。
大事な時期だからこそ、赤ちゃんが食べやすいように工夫してあげましょう。

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離乳食開始から1ヶ月経ったら2回食へ

離乳食を開始して1ヶ月経つ頃を目安に、お粥・野菜・たんぱく質の3種類が、1回の食事で食べられるようになったら、1日2回の食事にしていきます

離乳食の時間は、午前中に1回、昼頃に1回を目安にすると良いですね。

1回目の食事が終わってから、3時間から4時間空けてあげるのが理想的です。

2回食への進み方

2回の食事のうち1回は、今までと同じ時間帯に食べられるようにしてあげましょう。

例えば、今まで10時頃に食べさせていたのであれば、10時頃と13時頃を目安にしてあげると、赤ちゃんの負担も少なくて済みます。

この場合、10時頃の食事は今まで通りの食事を食べさせてあげます。

そして2回目の食事は、離乳食を始めたころと同じように、お粥を小さじ1杯ずつあげるところから始めます

また2回食が始まったタイミングで、様子を見ながらうどんや素麺といった麺類や、パン粥を食べさせてあげましょう

そうすることによって、赤ちゃんの胃腸も少しずついろんな食材に慣れていくことが出来ますよ。

離乳食作りに便利なグッズ

我が家で離乳食を作る時に大活躍していたのが、こちらのハンドブレンダーです。

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ものすごく手軽に食材が細かく、かつ滑らかに仕上がるので、とても便利です。

私はこのハンドブレンダーのお陰で、すり鉢やおろし金などを一切使用せずに、離乳食を作れていました。

子供も私が手間暇かけてすり潰したものより、パクパクと食べてくれていました(^^;)

台所も汚れず、洗い物も少なくて済むのも、かなり魅力的です♪

このハンドブレンダーを使って、いつも1週間程度の離乳食を一気に作っていました。

作った離乳食は100均の製氷皿に入れて、固まったら食材ごとに容器に移して保管。

常時、野菜は3種類から4種類、たんぱく質は2種類あるようにしていました。

有名どころなら、ブラウンがおすすめ(´ω`*)

コスパ重視なら、アイリスオーヤマが良いですよ☆

我が家の離乳食の進め方

離乳食の食べさせ方や進め方は分かったけど、何から食べさせたら良いのか不安・・・

そんなあなたに、実際に私が食べさせた食材の順番や、進め方を紹介しますね。

我が家は子供が生後5ヶ月を迎えた最初の月曜日から、離乳食を開始しました。

1日目~7日目お粥のみ
(小さじ1杯⇒小さじ3杯)

日目~21日目:お粥+野菜ペースト
(お粥:小さじ3杯⇒小さじ5杯、野菜:小さじ1杯~2杯)
人参、ジャガイモ、カブ、さつま芋、小松菜、かぼちゃ、大根、ほうれん草、白菜、レタス、玉ねぎ、しろなの順で食べさせました。
味付けは一切なし、野菜本来の甘味だけです。

22日目~28日目お粥+野菜ペースト+たんぱく質ペースト
(お粥:小さじ6杯、野菜:小さじ3杯、たんぱく質:小さじ1杯)
アレルギーが怖かったのでカレイ、タラ、豆腐、シラスの順で。

29日目~56日目2回食にしていく
1回目と同じ要領で、徐々に食べさせる量を増やしていきました。
この頃から、たまに粉ミルクで味付けした野菜も食べさせるように。
うどんは32日目に初めて食べさせました。

まとめ:離乳初期食の進め方

私は保育園で働いていた経験があるため、子供の食物アレルギーの怖さを身近で見てきました。

そのため、より慎重に離乳食を進めていた、というのはあるかもしれません。

ですが子供にとっては、生まれて初めて食べるものばかりです。

子供の様子を観察しながら、ゆっくりと食べさせてあげて下さいね(^^)

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。