こんにちは、tomo(@tomo_cocolife)です。
お腹の赤ちゃんやお母さんの体の状態によって、事前に出産方法を帝王切開とする…いわば「予定帝王切開」での出産になる場合のメリットとデメリットはいくつか挙げられます。
でもそれって、意外と帝王切開経験者でないことが多いんだなって、ネットで調べていて感じていました。
今回は「予定帝王切開」経験者である私が感じた、メリットについて紹介していきます☆
Contents
予定帝王切開になる理由
まず、そもそも予定帝王切開になる理由は何でしょうか?
- 赤ちゃんが双生児以上の多胎児
- 赤ちゃんが逆子
- 赤ちゃんが経膣分娩することで命の危険にさらされる可能性が高い
- 胎盤の位置が悪い・胎盤が薄い
- お母さんの疾患により、経膣分娩することで赤ちゃんへの感染リスクがある
- 妊娠高血圧症などで、経膣分娩の場合は母体にかかる負担が大きすぎる
他にも様々な要因があり、予定帝王切開をする人にはそれぞれ事情がある場合が多いです。
因みに、私は第1子がずっと逆子だったため、予定帝王切開となりました。
間もなく生まれてくる第2子も、有無を言わさず予定帝王切開となります。
第2子は今のところ、1度も逆子にはなっていませんが(笑)
ですがこの「予定帝王切開」は赤ちゃんにとっても、お母さんにとっても安全に出産するための選択の1つです。
赤ちゃんもわざわざ狭い膣内を通って生まれてくるリスクを負わなくても良いですからね。
かといって、「帝王切開は楽」だとは決して思いません。
もしも帝王切開を経験していない人が軽々しくそんなことを言ってきたら、私は嫌悪感たっぷりの眼差しで見てやります。
本音は殴ってやりたいですけどね。
帝王切開を自ら進んで希望する人は少ないと思いますし、否応なしに予定帝王切開を受け入れざるを得ない場合もあります。
そんな人たちはたくさんの葛藤を抱えて、帝王切開に臨み、赤ちゃんを抱くのです。
もしも今、帝王切開に対して恐怖や不安を感じている人がいるのだとしたら、私は「かわいい赤ちゃんに会うために頑張ろう」と声をかけたいです。
予定帝王切開のメリット
出産日を自分で決めることが出来る
最初の予定帝王切開のメリットとしてあげるのであれば、「自分で出産日を決められる」ことですね。
大病院の場合は診察の都合などで日曜日や祝日はダメな日が多く、個人の産婦人科の場合も「何曜日と何曜日が予定帝王切開の日」と決まっているところが多いです。
基本的には38週を目安としての予定帝王切開となりますが、状況によって週数は前後します。
私の通っている個人の産婦人科では、何も問題がなければ、37週の後半から38週の後半での予定帝王切開となっています。
39週に入るといつ陣痛がきてもおかしくないため、「出来るだけ早くしたい、でも出来るだけ赤ちゃんをお腹で育てさせてあげたい」というギリギリのラインでの帝王切開をしているようです。
しかし予定帝王切開は、1日に何人までの受け入れと決まっている病院も多く、その予約は出産リスクの大きい方から埋まっていきます。
必ずしも「大安だから、この日が良い!」と思っても、お母さんや赤ちゃんの状態、病院の事情で受け入れてもらえない場合もありますが、基本的には融通を利かせてもらえます。
事前に予定が立てやすい
予定帝王切開は、大体が妊娠30週頃に「この日を予定日にしましょうか」と医師との間で話し合いが行われます。
そのため「この日から入院だから、ここまでに保険の申請を準備して、出産日と退院日は主人に休んでもらって…」と事前に段取りを組みやすくなります。
普通分娩だと突然陣痛が始まるので計画倒れになってしまいますが、予定帝王切開では基本的には立てた予定通りに進めることが出来ます。
我が家も第1子のときは、出産日と退院日は主人が事前に有給申請をしてくれたので、仕事に穴を開けることなく事前に準備ができたと話していました。
今回は第2子の予定帝王切開となりますが、上の子をどうするのかも前もって話が出来るので、慌てることなく対応が出来そうです。
保険金が請求できるので出産費用を抑えられる
帝王切開は「手術扱い」となるのため、保険適用となります。
そのため、個人で医療保険に加入している場合、入院費や手術費を保険会社に請求することが可能となります。
場合によっては、「出産育児一時金の42万円と保険金の合計を足すと黒字になった」という場合もあります。
私は独身の頃に加入した郵便局のかんぽ生命のみが医療保険ですが、それでも普通分娩の方と比べると、高額療養費限度額も適用となるので安くなりました。
注意点としては、保険金を申請するのに医師の診断書が必要なため、それにお金が多少かかることくらいです。
かんぽ生命の場合、申請した翌月には保険金が振り込まれていましたよ(*^-^*)
周りの方から手厚いフォローをしてもらえる
「帝王切開」とはいえ、手術と同じなので術後はかなりの痛みを伴います。
私の場合、術後2日は傷口がかなり痛く、まともに歩くことが出来ませんでした(-_-;)
点滴を付けるバーを病院から借りて、それで身体を支えて新生児室まで行って授乳をしていました。
そのため助産師さん、実家や義実家、親族の方にだいぶ気を使って頂きました。
筋肉を切断するので治りも遅く、1ヶ月は痛みが続きましたが、その分かなり手厚く家事や育児を助けてもらいました。
赤ちゃんが便秘や下痢になりにくい
出産してから知ったことなのですが、赤ちゃんは出産の過程で、自分の体内にお母さんと同じ腸内細菌を取り込むと言われています。
つまり「お母さんが便秘症」=「赤ちゃんも便秘になりやすい腸内環境」になるということになります。
出産時の腸内環境なので、産前のお母さんは便秘である場合が非常に多いため、赤ちゃんも便秘になりやすくなってしまいます。
帝王切開の場合、赤ちゃんは膣内を通らないためお母さんに似た腸内細菌にはならず、生まれてから独自の腸内環境を作り上げていきます。
それにより、食環境などに注意してあげれば、便秘や下痢にはなりにくくなります。
実際、私は妊娠中はひどい便秘に悩まされていましたが、子供は便秘も下痢にも今のところ無縁です☆
いまだに1度も子供の肛門を綿棒で刺激したことすらない、むしろ毎日が怖いくらい快便マンです。
まとめ
- 出産日の希望日を自分で決めることができる
- 医療保険に加入していたら、保険金が下りるので出産費用を抑えられる
- 術後なので、周りの方から手厚いフォローをしてもらえる
- 赤ちゃんの腸内環境を後天的に整えられるので、新生児期の便秘や下痢に困らない
「普通分娩がいい」「帝王切開がいい」というわけではなく、どちらにもメリットがあればデメリットもあります。
一概にどちらが正しいわけでもないし、得をするというわけでもないと思います。
「予定帝王切開にも、これだけ良い点があるんだ!」と帝王切開に対して前向きに感じてもらえると嬉しいです♪