いざ仕事復帰をしようとしたり、仕事を探そうとなると、まず考えるのが「子供の保育園をどうするか」ですよね。
最近では「保活をやっておかないと、子供を保育園に預けられない!」なんてこともよく言われています。
でも実際に保活って、いつから何をしたら良いのでしょうか?
今回は我が家が実際に取り組んだ保活について、紹介していきます。
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4月から6月は保育園見学をしていないところが多い

まず最初に伝えておきたいのは、大体の保育園は4月から6月まで保育園見学をしていないところが多いということです。
理由として「保育園児が新しい環境に慣れることを優先している」ことが挙げられます。
実際に私が住む地域の保育園は、一時保育も新規は7月からの募集というところがありました。
入園児はもちろんですが、在園児も新しい先生や新しいお友達、新しい教室と環境が変わります。
そのため子供も不安でソワソワしていたり、突然驚くような行動を取ってしまうこともあるので、保育士も子供に目を向けたい時期です。
「この時期に見学したいのに!」と思う方もいるかもしれませんが、逆に子供の精神面を大切にしている保育園だと言えます。
0歳入園を目指すなら、保活は妊娠中から始めましょう
子供が産まれてからでも保活は出来ますが、妊娠中に保活をしておく方がベターだと言えます。
「別にそこまでしなくても…」と思うかもしれませんが、特に初めての子育ての場合は妊娠中に行くことをオススメします。
出産後は赤ちゃんに手がかかり、お母さんも身体的・精神的にかなり辛くなってしまいます。
その中で保育園の資料を集めて、予約を入れて、保育園へ見学に行って…となると、正直ヘトヘトになってしまいます。
私は産休中、当時育休中だった同僚に「絶対に今のうちに行っておいた方がいい!産まれてからは本当に無理!」とお尻を叩かれて動き始めました。
実際、妊娠中から始めたことでいくつかの保育園を回ることが出来ましたし、保育園の申し込みまでにゆとりを持って見学することが出来ました。
見学には子供連れの方もいましたが、赤ちゃんが泣いてしまって途中で離脱したり、1歳くらいの子は自分で歩きたがってしまい目が離せない状態ということも。
確かにゆっくりと保育園を見たいのであれば、妊娠中が理想的だと感じました。
保育園見学で注意するポイント
私が保育園見学で注目していたのは、以下の5個です。
- 0歳児の活動の様子と保育士の接し方
- 園庭や部屋の日当たり
- 在園児の様子
- 給食の内容
- 預けられる時間帯
1.0歳児の活動の様子と保育士の接し方

私が住んでいるところは待機児童が多いと有名な地域で、当時は育児休暇は最大1年半しかありませんでした。
長女は9月生まれなので、1年半入れないとなると3月で育児休暇が終わってしまうことに・・・。
そのため、もし1歳で入所できない場合は『即退職』となってしまうため、我が家では生後6ヶ月から保育園に預ける選択をしました。
見学の時間帯は保育園によって異なりましたが、どこも0歳児の部屋に入ると子供が怖がって泣いてしまうため、扉の外から様子を見せてくれます。
私がここで見ていたのは、0歳児はどんな遊びをして過ごすのか、保育士はどのように接しているのかという点でした。
A保育園では絵本を読み聞かせをしており、絵本を読んでいる保育士以外は次の遊びの用意をしていました。
B保育園は手作りのおもちゃを出して、0歳児も保育士もみんなで次から次へと遊びを展開させての遊び。
C保育園はちょうどお昼寝の時間の見学だったので活動は見れませんでしたが、保育士が子供の寝かしつけを頑張っていました。
もちろん見学なので、そのときの状況しか見れません。
ですが見学をすることによって、外からでは見えない保育の内容を見ることが出来ました。
2.園庭や部屋の日当たり

高層マンションの横だったり、畑の真ん中にあったりと保育園の立地は場所によって様々です。
それに伴って、間取りによっては全然日があたらない…なんていう保育園もあります。
我が子が1日の大半を過ごす場所になるので、園庭や部屋の日当たりはどうか、園内を散策しながら確認していました。
3.在園児の様子

どの保育園でもそうでしたが、3歳以上の子供たちはとても人懐っこい子が多いです。
廊下ですれ違うと知らない人でも「おはようございます!」「どこからきたのー?」など声をかけてくれました。
保育士の先生にも「せんせい、あかちゃんがいるよ!」「おなかおおきいのはなんでー?」と色々と報告や質問をしていました(笑)
ですがそんな様子を見ることで、普段から子供と保育士の距離が近いのだなと感じることが出来て安心しました。
4.給食の内容

ちょうどこの年、「保育園での給食があまりにも少なすぎる」と事件になった保育園がありました。
住まいは全然違いますがかなりショックな出来事で、「保育園の給食はしっかりチェックしよう!」と心に決めていました。
また私は本職が管理栄養士なので、食育に力を入れている保育園を選びたかったというのもあります(笑)
私としては「きょうはカレーだ!」なんて料理のにおいを嗅ぎながら食事を楽しみにしたり、「なにつくっているのかな?」と厨房がのぞけるような作りが理想的だったので、まずチェックしたのは「給食がどこで作られているのか」でした。
大体は保育園内の厨房で調理されていることが多いのですが、たまに他の場所で作られていることがあります。
最近は高齢者施設と同じ系列の保育園が増えており、子供の給食も高齢者施設やその系列で持っている給食施設で作ったものという場合がこれに当てはまります。
この場合は保育園の厨房で温めて盛り付けるだけになってしまうので、私としては物足りなさを感じてしまいます。
次に注目したのは「誰が献立を作っているのか」です。
保育園は給食を提供していますが、栄養士・管理栄養士の配置義務はありません。
そのため、献立は区や市の栄養士・管理栄養士が立てて、それを使っているという保育園も少なくありません。
ですが、その場合どうしても既製品が多くなったり、彩りが悪い…なんてこともあります。
理想的なのは、保育園に栄養士・管理栄養士が1名以上配置されており、献立作成から調理まで携わっていることでした。
というのも、実際に私が保育園で勤務しているとき、保護者の方から「ここの保育園の食事は安心できる」と言っていただけたからでもあります。
出来ることなら子供には、極力手作りのものを食べてもらいたいですしね。
5.預けられる時間帯

これに関しては、親の勤務体制で希望は変わってきます。
我が家の場合、夫婦どちらも朝7時すぎには家を出ないと、勤務に間に合わないところに住んでいます。
そのため「朝7時から預けられる保育園」が必須条件でした。
ありがたいことに私が住んでいる地域には7時から預けられる保育園がいくつかあります。
その中で注意していたのが「延長保育」です。
実はこの延長保育、保育園によって延長料金が取られるところと取られないところがあるって知っていましたか?
私は保活して初めて知りました(^^;)
A保育園は朝7時から夜7時まで預けられ、延長料金は夕方6時から夜7時までのみ。
B保育園は朝7時から夜8時まで預けられ、延長料金は朝7時から9時までと、夕方6時から夜8時まで。
共働きのため、フルタイムだろうが時短勤務だろうが、この延長料金は毎日のものになってきます。
そうすると、決まっている保育料+延長料金が加わって、結構な金額になる場合も…。
我が家の場合、最高毎月7万円支払わないといけないかも!?という状態でした。
さらにそこに、別途費用がなにかとかかってくるので、かなり厳しい状態に。
「認可保育園なのに、子供1人なのに、下手したらそんなにかかるの!?」とかなり驚きました。
もちろん子供にとっての環境も重要ですが、お金も大事。
毎月の負担額も考えたうえで、希望の保育園を決めていきました。
また、保育園によっては「慣らし保育」があるところとないところがあります。
慣らし保育がある保育園の場合、2週間程度の時間をかけて、子供を保育園に慣れさせていき、徐々に保育時間を長くしていきます。
保育園によっては「絶対に慣らし保育が必要です」と言われる場合がありますが、職場復帰を4月の中旬以降に設定できるのであれば大丈夫ですが、もしすぐに復帰しないといけない場合は慣らし保育が出来なくなります。
4月に入ったらすぐに職場復帰をしないといけない場合は、保活のタイミングで慣らし保育はしないといけないのかどうかを聞いておくと安心ですよ(^^)
保育園見学のまとめ
・毎日どんな遊びをして過ごし、保育士はどのように接しているのか
・園庭や部屋の日当たりはどうか
・在園児は活気があるのか
・給食はどのように作られているのか
・預けられる時間帯や延長料金はどうなっているのか
以上の5点が、我が家での保活でのポイントでした。
認可保育園は11月から新年度の園児を募集することが多いため、私は産休に入った8月の暑い時期から保活を始めました。
出産がもう少し遅ければ、9月か10月頃からしていたと思います。
正直、真夏の見学は暑かったです…。
ですが実際に保育園へ足を運ぶことによって、私たち夫婦は満足のいく保育園をピックアップすることが出来ました。
第3希望くらいまでの保育園なら、「どこかに引っかかってくれたら良いな」という気持ちになれたので、満足のいく保活が出来たのかなと思います。
結果としては、ありがたいことに現在第1希望の認可保育園に通えることが出来ました。
子供も毎日楽しそうに保育園に通ってくれているので、「頑張って探して良かったな」と日々感じています。
我が家なりの保活ですが、あなたの参考になれば嬉しいです(*^ ^*)♪
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。