大切な子供を保育園に預けるのって、最初はとても心配なものですよね。
しかも食事となると、「既製品を使用しない」「国産のものを使う」といった安心・安全を心がけているお母さんはたくさんいると思います。
何を隠そう、私もその1人。
本職が管理栄養士、しかも以前は保育園でも働いていたことがあったので、余計に他の保育園での食事が気になって仕方がないです。
少しでも安心して子供を預けたい・・・。
そんな私が保活中、必ず聞いていた質問を紹介します!
Contents
保育園に対して食育でこだわったポイント
私が保育園に対しての食育について、こだわったポイントとしては、以下の4つです。
- 給食は保育園内で作られている
- 調味料に既製品を使用していない(○○の素とか)
- 15時のおやつは基本的に手作り
- 栄養士・管理栄養士が在中している
これは私が以前勤めていた保育園で、実施していたことです。
1つ目は保育園の設備関係の問題になってしまうので、残りの3つを特に重視して質問をしていました。
保活中に聞いていた質問
1.子供たちの給食は保育園内で作られていますか?
保育園の運営先にもよりますが、実は必ずしも保育園内で給食が作られているとは限りません。
最近では一般企業や介護施設などと併設して、保育所を運営しているところも増えてきています。
そのようなところは、社員や施設の利用者さんの食事と一緒に子供たちの食事を作っている場合があります。
保育園にもよりますが、子供たちの食事が社員や利用者さんと同じ食事が用意されている場合があります。
つまり、味付けが大人と同じものになっているということです。
大人は成長過程で味の濃いものに触れる機会が増えていくため、気が付けば味付けが濃くなっていることが非常に多いです。
ですが、子供たちはまだ外食や総菜などに触れる機会が少ないため、薄い味付けの方がおいしいと感じる時期。
また出汁をきかせて薄味にすることで、食材本来の味を学ぶことにもつながります。
保育園での食事は、家での食事と同じように、毎日食べる大切なものです。
また保育園に通う時期は、味覚形成にとても大事な時期でもあります。
「少しでも薄味に慣れさせておきたい」という想いからこの質問をして、園外での調理の場合はどこで調理されているの確認していました。
もちろん保育園外で作っているからと言っても、大人とは別に調理しているところもあります。
保育園によっては、保育見学や園庭開放のときに給食を食べさせてくれることがあるので、その機会を狙って保育園へ行ってみるのも良いですね。
2.献立は誰が立てていますか?
この記事を読んでいるあなたなら、どう答えますか?
そう思われる方が大半だと思います。
実は保育園には「必ず栄養士・管理栄養士を配置しないといけない」という決まりはないのです。
つまり、栄養士・管理栄養士が不在である保育園が意外と多くあるのです。
区や市などの保健所に在籍する栄養士・管理栄養士が献立作成をしていることになります。
そのため、「栄養バランスが著しくおかしい!」ということはないので、その点は安心してくださいね(*’ω’*)
ただ、保健所の栄養士・管理栄養士が立てた献立を、各保育園でアレンジすることは可能となっています。
それにより調理の手間を省くために見た目の彩りが悪かったり、既製品をたくさん使う保育園もあるのが実情です。
もちろん、保育園に栄養士・管理栄養士がいても、既製品を使ったりする場合はあります。
ですが実際話を聞く限りは、栄養士・管理栄養士を保育園で雇うことで、「食育に力を入れていますよ!」とアピールすることが多いようです。
3.おやつはどんなものが出ますか?
基本的に保育園は、2歳児までは朝(9時頃)におやつを提供することになっています。
この時間帯のおやつは調理時間的にも手作りは難しいので、果物や既製品のビスケットやチーズなどが提供されることが多いです。
私がここで確認したいのは、15時のおやつのことになります。
親心としては、出来るだけ手作りの食事やおやつを子供に食べてもらいたいところ。
もちろん、家で子供を育てていても毎日手作りとなると難しいので、既製品に頼ることもあります。
その場合でも成分を見て、出来るだけ無添加のものを選んでいる方が多いと思います。
既製品のおやつを保育園に使うなとは、もちろん言いません。
毎日全てを手作りするとなると、レパートリーも限られてしまいますからね。
ただ、注意したいのは「何でもかまわない」というわけではないということ。
保育園によっては、既製品のおかき(例えば、魔法の粉がかかったやつとか)やチョコレートがそのまま提供される場合があります。
実際に私の同僚の子供が通う保育園では、週に1回程度はそのおやつが出てくると話していました。
私も保活をしていて、栄養士・管理栄養士がいない保育園はその傾向が強い印象がありました。
もちろん栄養士・管理栄養士が不在であっても、手作りに力を入れているところはたくさんあります。
だからこそ、この質問で『保育園自体が食育に力を入れているかどうか』を見極めていました。
4.毎月、食育のイベントを取り入れていますか?
あまり知られていませんが、毎月19日は「食育の日」とされています。
食育の日とは、食育基本法に基づく「食育推進基本計画」により制定された記念日です。
保育園によっては、毎月19日に何かしらのイベントを行っている場合があります。
例えば、私が以前勤めていた保育園では、食物アレルギーのもつ子供は別メニューを提供していました。
ですが毎月19日だけは、食物アレルギーをもつ子供含めた全員が、同じメニューが食べられるように食材を工夫していました。
そうすることで「みんなが同じものを食べられることの楽しさ」を体感してもらおうという取り組みです。
他にもその日に誕生日会をしてみたり、2歳児から5歳児でグループ分けをして異年齢交流をしながら食事をしたりなど、各保育園でそれぞれのイベントをされているところもあります。
「食育の日だからこうしないと!」ということはありませんが、保育園がこの「食育の日」を認識しているかしていないかで、本当に食育に力を入れているのか知る判断材料になるかなと思います。
番外編)朝軽食や夕軽食は提供されていますか?
これは、個人的に知りたかった内容です(´ω`*)
私が勤めていた保育園では、時間的に朝食や夕食を家で食べさせることが難しい子供でも「保育園で食事をさせてあげよう」ということで、食事提供を行っていました。
そのため、『それが世の中の保育園では当たり前のことなのかな?』と思っていたんです。
保活中にこの質問をしましたが、私が回った保育園6園中、朝軽食を提供している保育園はゼロでした。
夕軽食を提供しているのは4園あり、19時までしか預からない保育園は実施していないという回答でした。
この結果を踏まえて、私がいかに食育に力を入れていた保育園に勤めていたのか知りました。
ちなみに私が勤めていた保育園は私立の認定保育園で、預かる時間も朝7時から夜21時までと、かなり長時間なところでした。
食育に関する保活中の質問のまとめ
・子供たちの給食は保育園内で作られているか
・給食の献立は誰が立てているか
・15時のおやつはどんなものが出されるか
・毎月、どんなイベントがあるか
以上の4つの質問で、その保育園が食育に対してどのように考えているのか、また実際にどんな取り組みをしているのか保活中でも具体的に知ることが出来ました。
これは実際に保育園に見学へ行って、直接聞けることだからこそ知れる情報です。
「食育のことについて知りたい!」と思われる方は、ぜひ保育園に見学へ行くことをおすすめします♪
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。